てめちゃ眩しかった

投稿者:User icon mini tabithasss 投稿日:2025/12/29 15:32

なんか…近くに気配を感じて目が覚めた。
真っ暗な世界だった。
あ…そうだ…今の座椅子だった。
座椅子を倒してクッションとか
あれこれ使って作った座椅子の寝床だった。

常備灯まで消したから真っ暗なんだ。
上体を起こして右にあるパソコン机用の椅子に置いたiPhoneを
手探りで掴んで手にしたら画面が光ってめちゃ眩しかった。
瞼の開閉で明るさを調整し見たら
時刻は午前2時25分だった。

2時…25分?
恐ろしく寝まくったと思ったのに……
そっか昨日は彼女とは冷戦状態でひとことも喋ってなくて
彼女も早くに寝ちゃったし
僕も早くに寝ちゃったからだな。
そういえば…昨夜トイレに行く時にバスルームの電気がついてて
彼女がお風呂に入ってるみたいだったっけ。

さっき気配を感じたのは
彼女が起き出してトイレに行ったからだろう。
トイレいいこうと
闇夜から起き出して居間を出ようとしたら
閉めてたはずの引き戸が半分空いてたから
彼女がトイレの帰りに冷蔵庫を開けたからかもしれない。

寒い!いつの間にか枕元の荷物の山に畳んであった
厚手の半纏をかけて寝ていたみたいだ。
起き出したらその半纏を羽織って靴下も履いたんだ。
トイレに行くとき開けっ放しの寝室を見たら
珍しく薄オレンジの常備灯が消えて真っ暗だった。
窓から見た村は街灯が点在してるからど
意味がないくらいに真っ暗な世界だった。

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